今週のカレンダー
サイモケタス
学名:Simocetus rayi
名前:simo−cetus(短い鼻のイルカ)
頭蓋骨と数本の肋骨、椎骨の断面が、アメリカ・オレゴン州で発見されました。
特徴から古代のイルカ・クジラの仲間と考えられています。
「くちばし」があるので、イルカっぽいですね。
現在のイルカと同じ体型だとすると、バンドウイルカと同じ大きさ。
変わっているのはそのくちばしが、下向きで短いこと。
先端に歯は生えておらず、奥の歯は間隔が広く、上下がそれぞれはまる隙間がありました。
エサを噛み切るのではなく、フィルターとして使われたと考えられます。
しかも下向きなので、海底のやわらかい獲物を濾し取って食べていたのでしょう。