
今週のカレンダー
ヒラシュモクザメ
学名:Sphyrna mokarran
英名:Great Hammerhead
シュモクザメの仲間の中では最大で、最大では体長600cm。
ハンマーの前縁にデコボコ少なく、ほぼ直線。
第1背ビレはとても高くて鎌形。
世界中の暖かい海域沿岸、サンゴ礁に分布します。
ハンマー下面には無数のロレンチーニ器官があり、
砂の中のエイも見つけられます。嗅覚もとくに鋭敏。
エビカニ、タコイカ、魚類など、とくにアカエイの仲間を捕食します。
もっとも危険なシュモクザメと言われているけど、
死亡例は少なく、種の特定も困難なので、確定ではない。
ただ、切断に適した形状の歯を持つので、襲われたら致命的。
胎生で、卵黄を使い果たした胎児は胎盤から栄養を取ります。
50〜70cmほどの幼魚が、1度に20〜40尾産まれます。
最近、遊泳行動データから、おもしろいことがわかりました。
60度ほど横倒しになって、大きな背ビレを第3の胸ビレとして使います。
大きな背ビレからも揚力を得られて、省エネできるらしいのです。