
クラゲダコ
学名:Amphitretus pelagicus
英名:Telescope Octopus
生息深度:100〜2000m 最大体長:30cm
分布:太平洋・インド洋の熱帯・亜熱帯水域
タコなのに透明な体を持ち、まさに「クラゲみたいなタコ」です。
8本の腕の間には膜があり、
この膜を傘のように開閉させて、クラゲのように泳ぎます。
クラゲの仲間にも
「タコみたいなクラゲ」のタコクラゲもいるのでややこしい(笑)
体は透明なゼラチン質でできています。
ゼラチン質の体なら、それだけで浮力を得ることができ、
食べ物の少ない深海で、泳ぐことなく浮いていられるので省エネになります。
体が透明になることで、
天敵からは見つかりにくく、エサには近づきやすいのでしょうね。
海底ならまだしも海中を浮遊しているなら、隠れる場所がまったくないですから・・・
でも、目の組織だけは透明になれません。
網膜に光情報を映像として結合させるためです。
だから、クラゲダコも管状眼だけが透けて見えてます。