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2017年 04月 16日

クラゲダコ

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クラゲダコ
学名:Amphitretus pelagicus
英名:Telescope Octopus

生息深度:100〜2000m 最大体長:30cm
分布:太平洋・インド洋の熱帯・亜熱帯水域

タコなのに透明な体を持ち、まさに「クラゲみたいなタコ」です。
8本の腕の間には膜があり、
この膜を傘のように開閉させて、クラゲのように泳ぎます。

クラゲの仲間にも
「タコみたいなクラゲ」のタコクラゲもいるのでややこしい(笑)

体は透明なゼラチン質でできています。
ゼラチン質の体なら、それだけで浮力を得ることができ、
食べ物の少ない深海で、泳ぐことなく浮いていられるので省エネになります。

体が透明になることで、
天敵からは見つかりにくく、エサには近づきやすいのでしょうね。
海底ならまだしも海中を浮遊しているなら、隠れる場所がまったくないですから・・・

でも、目の組織だけは透明になれません。
網膜に光情報を映像として結合させるためです。
だから、クラゲダコも管状眼だけが透けて見えてます。


by vimytaro | 2017-04-16 17:05 | おさかなイラスト


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