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2017年 04月 03日

ラブカ

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今週のカレンダー

ラブカ
学名:Chlamydoselachus anguineus
英名:Frilled Shark

生息深度:120〜1280m 最大体長:200cm
分布:大西洋と太平洋に局所的に分布、日本では駿河湾に多く生息

口が頭部正面に開き、エラ裂は6対(現代のサメは5対)
歯はデボン紀の初期のサメ、クラドセラキに形状がよく似ています。
原始的なサメの特徴を残しているので「生きた化石」としても有名です。

エラ裂は大きく裂けてひだ状に広がり、裂け目から口の中が見えるほどで、
いちばん前の第一鰓裂は左右が下でつながって襟のようになっています。
これが英名「フリルドシャーク」の由来。

ラブカの歯は、1本、1枚、というよりも
三つ叉の矛先が7本列になって並んだような形状で、
マジックテープみたいに獲物を引っかけやすくなっています。
でも、イラストに描くのはめんどくさいの(笑)

動きは緩慢で、ウナギのように体を波打たせてゆっくり泳ぎますが、
体の後方にヒレが集中した体型は瞬間的な突進に適しているとか・・・
獲物を見つけたら、すばやく食らいつくことができるのでしょうね。


by vimytaro | 2017-04-03 16:42 | おさかなイラスト


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