ハープスポンジ
学名:Chondrocladia lyra
英名:Harp Sponge
生息深度:3316〜3399m 最大体長:60cm
分布:カリフォルニア海岸沖
深海性のカイメンの仲間。
からだの中心部から海底をはうように放射状に伸びた1〜6本の枝を基部とし、
そこから垂直に触手が何本も伸びます。
垂直の触手は末端ほどだんだんと短くなり、これがハープの弦のように見えます。
ネットでは、5本の枝で5角形の個体の画像が多く見られますけど、
個体によって枝、触手の数や大きさがちがいます。
垂直の触手はたくさんの小さな有刺フックで覆われていて、
これらがマジックテープのように働いて、
小さな甲殻類を捕らえることができるようです。
捕らえられたエサには薄い膜が張られ、ゆっくりと消化されます。
触手の先端の球状体は、生殖に関係がある部分らしいです。