
サカバンバスピス
Sacabambaspis janvieri
無顎上綱 翼甲綱 アランダスピス目 アランダスピス科
オルドビス紀後期 体長25cm
なんだか景気の良さそうな名前のアゴのない魚です。
発見された付近のサカバンビラという村の名前が由来らしいです。
一昨年描いたアランダスピスによく似ていますが、
この子の目は体の正面に付いています。人間みたい(笑)
それと、尾ビレの形が最近になってすごく詳しくわかってきました。
一昨年調べた時は、アランダスピスみたいな
オタマジャクシ風の尾に描かれていた復元図ばっかりだったんですよ。
尾ビレが上下に分かれている場合、上側を上葉、下を下葉と呼びます。
現在の魚は上下とも同じ形になってるのが多いですが、古代の魚たちはみんな尾ビレがすごく個性的。
その中でもサカバンバスピスの尾は極めてヘンテコなデザインでした。