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2017年 12月 10日

シャチブリ

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今週のカレンダー

シャチブリ
学名:Ateleopus japonicus
英名:Pacific Jellynose Fish

生息深度:140〜600m 最大体長:95cm
分布:南日本、台湾、マレーシア、チェスターフィールド諸島

名前のイメージとはかけ離れて、
細長いオタマジャクシのような体型です。
体長の3/4が後部の細長い体と尻ビレ尾びれになります。

「ゼリー」が詰まってるみたいな鼻先は、
ムーミンみたいでちょっとかわいい(^-^)

チェスターフィールド諸島はあまり聞いたことがない島だと思いますが、
ニューカレドニアの南東、珊瑚海にある島です。

大陸斜面の海底に群れで生活し、海底に隠れている甲殻類を食べます。
エサを探すのに、糸状に伸びた腹ビレがセンサーのように役に立ちます。
口も頭の下に開きます。

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by vimytaro | 2017-12-10 09:44 | おさかなイラスト | Comments(0)
2017年 12月 03日

ムネエソ

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今週のカレンダー

ムネエソ
学名:Sternoptyx diaphana
英名:Diaphanous Hatchetfish

生息深度:500〜800m 最大体長:5.5cm
分布:大西洋・インド洋・大西洋の熱帯水域

CGで長方形を平行四辺形に変形させたような体型(笑)
それでいて薄っぺらい体をしています。

英名の「ハチェット」とは「手斧」のことで、
まさに手斧のような体型というわけです。
淡水魚にも「ハチェットフィッシュ」という種類がいるけど別種。

わずかに光が届く中深層で、下から見られた場合の自分の影を消すために、
下向きに配置された発光器を使って自分の影を消します。
これを「カウンターシェーディング」と呼ぶのだけど、
いったいどうやってそんなこと覚えたんでしょうかね?(^_^;)

さらに体の側面は銀色で鏡のように光を反射するので、
横からも捕食者やエサ生物からは見えにくくなっています。
忍者みたいです(^O^)

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by vimytaro | 2017-12-03 20:57 | おさかなイラスト | Comments(0)
2017年 11月 26日

ザラアンコウ

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今週のカレンダー

ザラアンコウ
学名:Centrophryne spinulosa
英名:Horned Lantern Fish
   Prickly Seadevil

生息深度:590〜2325m 最大体長:25cm
分布:世界中の熱帯・亜熱帯海域

10年前は学名のまま「セントロフリネ」と呼ばれてましたが、
「ザラアンコウ」という和名が付きました。

体が細かいトゲで覆われていてザラザラしてるから・・・ですかね?(笑)

チョウチンアンコウがボール状なのに対して、
こちらはそれを前後に引き延ばしたような体型です。
同じ仲間が何種類か存在します。

「ホソナガアンコウ」という和名でもよかったのに(笑)

オスは小さく1.6cmほどで、メスに寄生します

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by vimytaro | 2017-11-26 20:38 | おさかなイラスト | Comments(0)
2017年 11月 19日

テングノタチ

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今週のカレンダー

テングノタチ
学名:Eumecichthys fiski
英名:Unicorn Crestfish

生息深度:1000m 最大体長:100cm
分布:フロリダ、南アフリカ、日本、ハワイ、メキシコ

頭の上部が角のように飛び出して、
その先端からもさらに剣のように背びれが伸びます。
体もタチウオのように細長く銀灰色・・・
この見た目が和名の由来のようです。

タチウオの仲間ではなく、
アカマンボウ目でリュウグウノツカイに近い種類です。

魚類には珍しく肛門付近に墨汁の袋があり、
イカスミのような墨汁が肛門から出るのだとか・・・

頭を上にして漂うらしいです。
他の生態はほとんどわかっていません。

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by vimytaro | 2017-11-19 22:13 | おさかなイラスト | Comments(0)
2017年 11月 05日

スポッテッドラットフィッシュ

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今週のカレンダー

スポッテッドラットフィッシュ
学名:Hydrolagus colliei
英名:Spotted Ratfish

生息深度:50〜400m 最大体長:100cm
分布:アラスカ南西〜バハ・カリフォルニアの東太平洋沿岸

ギンザメの仲間の中でも比較的浅い場所にもやってくるので捕獲しやすく、
昔から水族館に展示されることが多い深海魚。

サメと同じ軟骨魚綱ではあるけど、
エラ穴は1対のみでサメとはちがいます。

小さな口が頭の下にあり、丈夫な歯を持ち海底の貝や甲殻類を食べます。
大きな胸ビレで羽ばたくように泳ぎます。

メスは尻ビレのあたりから大きな卵を2個ぶら下げ、
孵化するまで持ち運んで保護します。

1999年に葛西臨海水族園で初めて卵が孵化しました。
この時のメス、孵化直前に見に行った記憶があります♪

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by vimytaro | 2017-11-05 21:00 | おさかなイラスト | Comments(0)
2017年 10月 29日

アンドンモグラアンコウ

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今週のカレンダー

アンドンモグラアンコウ
学名:Gigantactis perlatus

生息深度:670〜2000m 最大体長:22cm
分布:日本、インドネシア、ハワイ

モグラアンコウの仲間は、逆さまになって、
長いイリシウム(チョウチン)を下に垂らしているのが普通の姿勢です。

この姿勢で、小さい胸ビレを動かしてバランスを取っている動画が、
動きがヨチヨチしててとてもかわいいのです(笑)
千葉県立中央博物館での「深海生物展」で見ることができましたが、
JAMSTECのサイトでも見ることができるかも。

下顎の外側にも歯が生えています。
そしてこの下顎は内側にめくるように回転させることができるのだとか・・・
それなら外側に歯があるのも納得。

そして、口の中・・・顎の裏側にも鋭い歯が生えています。
これも前後に動かすことができるらしいです。
まるでベルトコンベアみたい(笑)

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by vimytaro | 2017-10-29 20:24 | おさかなイラスト | Comments(0)
2017年 10月 15日

ユメソコグツ

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今週のカレンダー

ユメソコグツ
学名:Coelophrys brevicaudata

生息深度:700〜1140m 最大体長:10cm
分布:日本、フィリピン、インドネシア

アカグツ科ソコグツ属です。
アカグツといえば、知っている人も多いと思いますが・・・
そのアカグツの仲間で、
もっと深い海の底に棲んでいるから「ソコグツ」なのかな?(笑)

一見ハコフグみたいな箱形の体型。
アカグツと同じように、胸ビレは体の後方に付きます。
体中が小さなトゲで覆われています。
トゲがない線状部分は感覚器官。

目と目の間にあるのは、巨大なイリシウム。
チョウチンアンコウのチョウチンにあたります。
これを出し入れできるのかどうかは動画がなくて不明。

標本が少なくて、未だ謎だらけ(^_^;)
イラストも想像で描いている部分が多いです。

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by vimytaro | 2017-10-15 22:52 | おさかなイラスト | Comments(0)
2017年 10月 01日

クロアンコウ

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今週のカレンダー

クロアンコウ(ペリカンアンコウモドキ)
学名:Melanocetus murrayi
英名:Black Seadevil
   Murray's Abyssal Anglerfish

生息深度:1000〜2500m 最大体長:12cm
分布:世界中の海の熱帯〜温帯水域

背中が盛り上がっている姿から、
かつては「セムシクロアンコウ」と呼ばれていましたが、
2007年に差別魚名とされて「クロアンコウ」に改名。
その後いつのまにか「ペリカンアンコウモドキ」とい標準和名になっています。

イラストはメス。
オスは2cmくらいと小さく、この種類はメスに寄生しません。

長い牙状の歯は、後ろには倒れるけど前には倒れないしくみ。
この仕組みのおかげで、噛みつかれた獲物は逃げられません。
歯が倒れるから口も閉じられるのでしょうね?
・・・口閉じてる写真って見たことないけど(笑)

胃と腹部が大きくふくらむので、
自分の倍以上もある獲物を飲み込むことができます。
・・・でもときどき食べ過ぎで?お腹が裂けてる標本も見ます(^_^;)

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by vimytaro | 2017-10-01 18:43 | おさかなイラスト | Comments(0)
2017年 09月 24日

マルギンガエソ

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今週のカレンダー

マルギンガエソ
学名:Bathophilus brevis

生息深度:75〜1650m 最大体長:5.5cm
分布:大西洋、東太平洋

深海魚というと、やせ細っているイメージがあるんだけど、
マルギンガエソは普通に丸々とした魚型でおいしそう(笑)

さらに変なのは、胸ビレの位置。
背中から生えてるヒレがあるけど、これが胸ビレ。
えら蓋の下にあるのは腹ビレです。

体中に小さなスミレ色の発光器が散在します。
体の後ろの方にぼんやり光る発光紋。
目の後ろの発光器は明るい緑色だそうです。

体にうろこはなく、体色はこげ茶っぽい黒色、
生きている間はブロンズ色の光沢があります。

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by vimytaro | 2017-09-24 22:46 | おさかなイラスト | Comments(0)
2017年 09月 17日

ヒカリデメニギス

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今週のカレンダー

ヒカリデメニギス
学名:Monacoa grimaldii
英名:Mirrorbelly

生息深度:300〜800m 最大体長:10.5cm
分布:世界中の熱帯〜温帯水域

デメニギスと同じように上向きの目を持ちますが、
同じように前向きに動かせるかどうかは不明。
生態写真はないのですけど、
やはり同じような透明な頭なのかなと思い、イラストにも描きました。

お腹が平らで、まるでサーフボードに乗ってるみたいな構造です。
しかも、このサーフボード下面が光ります。
下から見たときに自分のシルエットを完全に隠すためで、
そのために頭の下まで発光器が張り出しているのだとか・・・
進化ってすごい・・・というか、行き当たりばったり的でもありますね(笑)

肛門に棲んでいる発光バクテリアの光が、腹部の透明な組織全体に伝わって、
ぼんやりと光るのだそうです。

腹部発光器の黒班の範囲によって、
ハイイロヒカリデメニギスとクロヒカリデメニギスと区別されます。

おちょぼ口でクダクラゲなどの触手をついばんで食べているようです。

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by vimytaro | 2017-09-17 18:18 | おさかなイラスト | Comments(0)