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2017年 08月 13日

ダイオウクラゲ

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今週のカレンダー

ダイオウクラゲ
学名:Stygiomedusa gigantea

生息深度:300〜2000m 最大体長:600cm
分布:北極をのぞく世界中の海

先日の「NHKスペシャル」南極の深海にも出てきました。
ボクも昨年の千葉中央博物館の展示で初めて知ったばかり(^_^;)
なんて禍々しいクラゲなんでしょうか!

無脊椎動物の中では最大級です。
まさに「ダイオウ」ですね。
深海には大王様がたくさん棲んでいますね(笑)

初めて発見されたのは1910年と、100年も前のことなんですが、
今までに目撃情報はほんのちょっとしかないようです。

触手は4本しかありませんが、長さが6mにも伸びます。
着物の帯のように幅広で布状。
ふつうのクラゲのような毒針は持たず、
この長い触手でエサを包み込んで捕まえているようです。

傘の縁にズラッと並ぶ白い点は、おそらくクラゲの目かな?
「眼点」といって、人間の目みたいに発達はしてないけど、
これで明暗を判断することができるようです。

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by vimytaro | 2017-08-13 20:17 | おさかなイラスト | Comments(0)
2017年 07月 30日

コウモリダコ

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今週のカレンダー

コウモリダコ
学名:Vampyroteuthis infernalis
英名:Vampire Squid

生息深度:600〜1200m 最大体長:13cm(外套長)全身では28cm
分布:世界中の熱帯・亜熱帯水域

学名の意味は「地獄の吸血イカ」
発見当初はイカだと考えられていたようですが、
それにしても禍々しい名前が付けられたものです(^_^;)

そして、現在では「タコ」と名前が付いていますが、
イカでもタコでもなく、2種が分化する前の共通の祖先として、
コウモリダコ目という1種類だけの独立した目となっています。

他の生きものを襲って血を吸うわけではなく、
主食はマリンスノー(プランクトンの遺骸や排出物)
触手が変化したフィラメントという特殊器官を使って集めます。

ヒレのつけ根には4つの青く光る発光器を持ちます。
目もとてもキレイな青色。

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by vimytaro | 2017-07-30 22:14 | おさかなイラスト | Comments(0)
2017年 07月 23日

ハッポウクラゲ

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ハッポウクラゲ
学名:Aeginura grimaldii

生息深度:660〜1168m 最大体長:4.5cm
分布:大西洋、北極海

「ハッポウ」という名前のとおり、
傘から8本の触手が伸びる深海性の小振りなクラゲ。

濃い赤い体色は、深海では目立ちにくい色です。
補食した獲物が胃の中で発光しても、敵からみつかりにくくなります。
そこまで慎重でないと深海では生活できないんですねー

触手は通常は体の横方向にまっすぐ伸びます。
泳ぐときは傘の縁を丸めたり伸ばしたりしながら・・・

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by vimytaro | 2017-07-23 21:42 | おさかなイラスト | Comments(0)
2017年 07月 09日

センジュナマコ

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今週のカレンダー

センジュナマコ
学名:Scotoplanes globosa
英名:Sea Pig

生息深度:545〜6720m 最大体長:8cm
分布:大西洋・太平洋・インド洋の深海平原

背中の2対の触手が特徴の深海性のナマコ。
5〜7対の足で海底を歩きながら、海底に降り積もった有機物を食べます。

イラスト左側が口、
口のまわりには有機物を集めるたくさんの触手があります。
体は半透明で、中の消化管が透けて見えています。
標本はちょっとグロい感じだけど、
生きているときの生態写真は、青白くとても神秘的!

名前の「センジュ」は「千手」の意味で、
背中の4本の触手を「千手」にたとえているようです。
ちょっと無理がありますかねー(^_^;)

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by vimytaro | 2017-07-09 19:50 | おさかなイラスト | Comments(0)
2017年 06月 18日

イガグリガニ

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今週のカレンダー

イガグリガニ
学名:Paralomis hystrix
英名:Lithodid Crab

生息深度:200〜600m 最大体長:15cm
分布:東京湾東から九州西岸

イラストの脚、1対描き忘れたわけではなく、
タラバガニと同じくヤドカリの仲間です。

イガグリみたいにトゲだらけです。
腹側にもトゲがビッシリ生えている念の入りよう(笑)

食べるとミルクのような味がするので、「ミルクガニ」とも呼ばれます。
かなり美味しいらしいのですが、体中のトゲが鋭く硬いので食べにくく、
食用に出回ることはほとんどないのだとか・・・

でも、ちょっと食べてみたい(・∀・)

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by vimytaro | 2017-06-18 14:34 | おさかなイラスト | Comments(0)
2017年 06月 11日

ユメナマコ

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ユメナマコ
学名:Enypniastes eximia
英名:Pink Sea Cucumber

生息深度:300〜6000m 最大体長:25cm
分布:太平洋、インド洋

数年前に深海で泳ぐ赤紫色のナマコ映像をTVで見て興奮しました。
ナマコって泳げるんだ!(笑)

ナマコやヒトデはたくさんの管足を使って移動します。
その管足が変化したのがナマコの体のイボイボ(イボ足)
イボ足がさらに変化して膜でつながり、大きく動かせるヒダとなって、
ユメナマコは泳げるようになりました。

イラスト左側の丸い穴のような部分が口、
その周りにたくさんあるのが触手。
この触手で海底の有機物を口に運びます。

体はピンク色から深紅色をしていて、透明なゼラチン質。
ぐるっと回った消化管が透けて見えます。

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by vimytaro | 2017-06-11 17:53 | おさかなイラスト | Comments(0)
2017年 05月 28日

アカチョウチンクラゲ

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今週のカレンダー

アカチョウチンクラゲ
学名:Pandea rubra
英名:Red Paper Lantern Medusa

生息深度:450〜1000m 最大体長:17cm
分布:北太平洋、北大西洋

折りたたみ式の提灯みたいに、体全体が伸び縮みします。
日本の沿岸で見つかったのが最初なので、
英名でも和名と同じ意味の名前になっています。

赤い色は深海では黒っぽくなり保護色となります。
光る生物を食べたときに、中から光が漏れないようにしているんだとか・・・
まさに「提灯」ですね・・・光らないけど(笑)

体には、ウミグモやヨコエビ、他のクラゲの幼生などが付着して、
多様な生物の成育場所としても利用されているらしいです。
深海の「赤ちょうちん」は居酒屋じゃなくて幼稚園(笑)

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by vimytaro | 2017-05-28 14:33 | おさかなイラスト | Comments(0)
2017年 05月 14日

ヒカリジュウモンジダコ

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今週のカレンダー

ヒカリジュウモンジダコ
学名:Stauroteuthis syrtensis
英名:Glowing Sucker Octopus
   Balloon Octopod

生息深度:250〜4000m 最大外套長:11.4cm
分布:北大西洋の温帯・亜熱帯水域

頭の部分が10cmほど、脚まで入れると45cmほどの大きさとなります。

吸盤が吸い付き機能を失った代わりに発光します。
「ジュウモンジダコ」というのは深海タコのグループの名前で、
その中で吸盤が発光するタコは何種類かいて、
「ヒカリジュウモンジダコ」という和名はそれらをまとめる呼称らしいです。

発光は星が瞬くように点滅し、マリンスノーを模しているのだとか・・・
この偽マリンスノーに集まるプランクトンをエサにしているようです。
脚の間の膜をふくらませてボール状になるのは、
プランクトンを集めている姿かもしれません。
その姿から「バルーン・オクトポッド」という英名もあります。

吸盤の左右のたくさんのヒゲのようなものは触毛。
深海のタコには頭のヒレと触毛を持つものが多い。

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by vimytaro | 2017-05-14 21:36 | おさかなイラスト | Comments(0)
2017年 05月 07日

ダイオウグソクムシ

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今週のカレンダー

ダイオウグソクムシ
学名:Bathynomus giganteus
英名:Giant Isopod

生息深度:170〜2500m 最大体長:45cm
分布:西大西洋、メキシコ湾、カリブ海

深海ファンにはすっかりおなじみ「ダイオウさま」
等脚類の中では世界最大種。
陸上のちっちゃいダンゴムシと同じ仲間です。
脚も7対でいっしょ。

でも、ダンゴムシみたいにまんまるにはなれず、
コの字に曲げるのが精一杯らしいです。
「ダイオウさま」は体がかたい(笑)

深海底でエサとなる動物の死骸を待っている、深海の掃除屋さん。

同じ属にオオグソクムシもいて、水族館でも多く展示されています。
大きさが全然ちがうのですが、見た目も少しちがいます。
丸くて太いのがダイオウグソクムシ
平べったくてスマートなのがオオグソクムシ。

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by vimytaro | 2017-05-07 22:52 | おさかなイラスト | Comments(0)
2017年 04月 16日

クラゲダコ

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クラゲダコ
学名:Amphitretus pelagicus
英名:Telescope Octopus

生息深度:100〜2000m 最大体長:30cm
分布:太平洋・インド洋の熱帯・亜熱帯水域

タコなのに透明な体を持ち、まさに「クラゲみたいなタコ」です。
8本の腕の間には膜があり、
この膜を傘のように開閉させて、クラゲのように泳ぎます。

クラゲの仲間にも
「タコみたいなクラゲ」のタコクラゲもいるのでややこしい(笑)

体は透明なゼラチン質でできています。
ゼラチン質の体なら、それだけで浮力を得ることができ、
食べ物の少ない深海で、泳ぐことなく浮いていられるので省エネになります。

体が透明になることで、
天敵からは見つかりにくく、エサには近づきやすいのでしょうね。
海底ならまだしも海中を浮遊しているなら、隠れる場所がまったくないですから・・・

でも、目の組織だけは透明になれません。
網膜に光情報を映像として結合させるためです。
だから、クラゲダコも管状眼だけが透けて見えてます。

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by vimytaro | 2017-04-16 17:05 | おさかなイラスト | Comments(0)